ー樹、5歳。


「へ??
今、紫音ちゃん何て……??」


「だからね、あたしをお嫁さんにして欲しいの!!」


ワケが分からなかった。


夢でも見ているのかとさえ感じた。


紫音ちゃん。


オレの多分、初恋の人……。


あの言葉を聞いた時は。


ただただ、ワケが分からなくて。


「うん!!
いいよ!!
今日から紫音ちゃんは、オレのお嫁さんだ。」




そう言うコトしか、出来なかった。