『ミカっ?』


ボクは思わず叫ぶ。

それは、間違いなくミカ。

ミカは一瞬驚いた顔をするが、すぐに男が言った。


『何?アイツ』

男はボクを睨む。

田中さんは怯えてレジの中に隠れた。



…そんな気まずい雰囲気を、ミカの一言が打ち砕いた。