私が目を覚ました時にはもぅ圭太はいなかった。

でも玲香と一弥と潤夜がいてくれたんだ・・
それだけで安心できるんだよ・・ありがと・・

「ん・・空・・?」

「おはよ・・玲香!本当に心配かけてごめんなさい!!」

「アンタ、体大丈夫なの!?倒れるって・・」

「うん。多分、貧血だと思うから・・」

私の顔を見た玲香はすぐ私が気になってる答えを教えてくれた。
圭太のこと・・

「圭はね・・私たちが来た瞬間、「俺が空をここに運んできたってこと言わないで」って言いながら帰って行ったわ・・」

「そっか・・圭太がここまで運んでくれたんだ・・」

思わず顔が和らぐ、でも圭太は優しいから・・
見捨てておけなかっただけだろぅ・・私だからじゃない。皆にそう接するから・・

「恋愛ってさー・・難しいよねー・・」

ぽろぽろと涙があふれ出てくる。
止められない。圭太への想いが・・

「ごめん・・今日は・・」

「分かってる。でも私たち親友でしょ!悩み聞くよ。」

「ありがとぅ・・玲香ッ!」

「はぁーい!!一弥と潤夜はもぅ帰りなさい!!」

手をパンパンと鳴らして2人を部屋から出す。

「じゃぁな!ちゃんと寝るんだぞ!」
もぉー心配しすぎー!!と怒る玲香。

こうやって頼れる仲間がいたから私はこうやって生きて来れたよ・・