「あ、空ーそぅいえば一弥がまた皆で遊ぼうって言って楽しみにしてるんだけどーどうする?」

「うーん、でも2人の邪魔になるから・・」

一弥は玲香の彼氏。
学校が違うのにラブラブなのが悔しいけど羨ましい。

「そんなの気にしなくていいよ!!アイツが言い始めた事なんだからっ!!」

「でもー・・」
困った。こんなときはどぅしたらいいのか・・

ぁーあ、私も彼氏ほしーーーー!!!
ちょ、涙でてきそう・・

「彼氏か・・」
ぼそっと呟いたはずなのに玲香の耳にはちゃんと聞こえていた。


「圭じゃダメなの?やっぱり・・」

〝圭〟は、私の幼馴染の岡嶋圭太のこと。
アイツと私は前は家が隣だったんだけど、私が家の都合で
少し離れた場所に引っ越した。

「圭太は・・私のことを見てもくれないし・・」

そぅ。引っ越してからアイツは私と目を合わせようともしてくれない。
理由は分からないけど・・

ってか、理由があるならこっちが聞きたいぐらい・・

「でも今でも家は近いんでしょ?」

「まぁーね・・引っ越した意味0だけど・・」

「空は・・圭のこと好き?」