空side

静かな時間の中、響いてるのは
シャーペンの音。

今時間は12時ぐらい・・
頬杖つきながらあ、もうすぐお昼だ♪
なぁんて事をテスト中に考えてるのは
きっと私だけ。

キ―ンコーンカーンコーン~

「起~立、礼。」

『ありがとうございましたー!!』
1人、ダッシュで廊下を走って行く。

「おばちゃん!メロンパン1つッ!!」
行きついた先は食堂。

「あいよ~」
嬉しすぎてついガッツポーズを決める。

「空~早いよ~ッ!!」
後ろから息を切らして来る私の親友

「ごめん!だって早く来ないと売れ切れるから~」
ね?っと笑って謝る。

「まぁ・・いいけど・・」

「感謝します!玲香様!!」

「調子よすぎ!ちゃんと反省してんのー!?」
わざとからかうように聞いてくる。

「してる!してる!」

あはははッ!!!
向かいあって笑う私たち。