空side
頭が上手く働かない。部屋に戻された今も玲香は泣いている。
私の病気が・・・・癌・・
お母さんやお父さんに何て言えばいいの?
分からない・・考えたくないッ!!
「玲香・・もぅ泣かないで・・」
「ごめんッ・・でも・・っ!!」
「目が腫れたら一弥が心配するよ?」
私のせいで2人が辛い思いをする。
「ねぇ・・玲香はさ・・私の家族知ってるよね?」
「・・うん。」
玲香の顔が暗くなる。
私の家族は・・玲香の家みたいに暖かくない。
お母さんは優しい。
でも・・
お父さんは私がどんなに頑張っても・・振り向きもしてくれない。
小学校低学年の頃、私はお父さんを気遣って差し入れをしたことがあった。
頑張って作ったおにぎりを食べてほしかった・・。
ガチャ―――
「パパ!おにぎり作ったの!食べてくれる??」
「後でにしてくれ。」
小さい子に大人の忙しさなんて分からない。
「でも、パパずっとお仕事してるよ?」
「・・早く出て行きなさい。」
「じゃぁここに置いとくからねっ!!」
バンッ――
机を強く叩いて・・・
「早く出ていけと言っているだろうッ!!!」
頭が上手く働かない。部屋に戻された今も玲香は泣いている。
私の病気が・・・・癌・・
お母さんやお父さんに何て言えばいいの?
分からない・・考えたくないッ!!
「玲香・・もぅ泣かないで・・」
「ごめんッ・・でも・・っ!!」
「目が腫れたら一弥が心配するよ?」
私のせいで2人が辛い思いをする。
「ねぇ・・玲香はさ・・私の家族知ってるよね?」
「・・うん。」
玲香の顔が暗くなる。
私の家族は・・玲香の家みたいに暖かくない。
お母さんは優しい。
でも・・
お父さんは私がどんなに頑張っても・・振り向きもしてくれない。
小学校低学年の頃、私はお父さんを気遣って差し入れをしたことがあった。
頑張って作ったおにぎりを食べてほしかった・・。
ガチャ―――
「パパ!おにぎり作ったの!食べてくれる??」
「後でにしてくれ。」
小さい子に大人の忙しさなんて分からない。
「でも、パパずっとお仕事してるよ?」
「・・早く出て行きなさい。」
「じゃぁここに置いとくからねっ!!」
バンッ――
机を強く叩いて・・・
「早く出ていけと言っているだろうッ!!!」