*ありさサイド*











「はぁ・・・」












私は屋上で座り込んでいた。













ももは今日、楓君と食べるらしい。













未来と食べようかなとも思ったんだけど・・・なんとなく昨日のことが気になった。














朝も、わざとらしい接し方しちゃったし・・・・。













「はぁ・・・。・・・樹里?」















横を見たら少し先に樹里が外を見ていた。














私がそう呼ぶと私に気づいたらしく、びくっと体を揺らした。














そして、その時樹里の手から風で何かがこっちに飛んできた。