沖田君はそういって私の頭をぐしゃぐしゃにした。











「むしろ、嫌われた方が・・・全然いいのに・・・」














沖田君は最後にそうつぶやいて、「じゃぁな」と言った。














「あ、うん・・・。また、明日・・・。・・・未来?」










私がそうつぶやくと、沖田君は私と同じ方向を見た。














そこには、未来と樹里がいて、未来がこっちを見ていた。














「あー・・・。未来先輩!それに、樹里も!!!こんにちはぁ」













沖田君は一瞬きまずそうな顔をしたけど、いつものようにおちゃらけて言った。














「おぉ。2人で帰ってたの?」













未来は笑顔でそういったけど、私には分かる。あの笑顔は偽者。














多分・・・怒ってる。