「・・・何?」










沖田君は黙ってしまった。











「帰ろうぜ」













沖田君は、私のカバンを持って靴を履いて歩いてしまった。














「え、ちょっ。未来が・・・」













「今、お前未来先輩と話したら泣きそうじゃん。だから、俺と帰るの。未来先輩にはメールでもしとけ」












たまに優しい沖田君に、たまにとまどうんだよねぇ・・・。














「おい。置いてくぞ」














「あ、待って」












私は靴を履いて、未来にメールをした。