『まず、今回

望くんのもとにセイラを送ることは、私にとって三つの意味があった。


一つ目は普通だが、セイラに望くんの手伝いをさせるため。



そして、後の二つが

望くんのもとにセイラを送った、大きな理由だ。



セイラ、落ちこぼれだと落ち込んでいるお前を、自分の過去と同じことをしようとしている望くんの所に送ることで力を出させようとしたんだ。


望くん、天使の中でも秀でて心に敏感で、君と同じ経験を持つセイラを送ることで…本当の救いを知ってもらおうとした。


つまり…


二人で共に行動しながら、一緒に成長してほしかったんだ。



天から全て見ていて、たまに迷走してしまった時もあったようだが

上手くいったようだな。



君たちは、お互い大きな存在だとわかりあえただろう



私が言いたいのはそれだけだ』