「何をしてるんです?」



「は…?」



気がつくと、目の前に
ふわふわと暗闇に浮いている女が一人。


俺より少し上に留まり、俺の顔を覗き込んでいる。



ちょっと待てよ。


ここは、屋上だったはず…



「うわぁ!?」


「きゃあっ!」



理解したと同時に俺が叫ぶと、その女もつられて声を上げた。