気づくと、俺の周りに群がっていた奴らはいなかった。


俺の周りは、さまざな死骸が散らかっているだけ。



その向こうで、全員俺から距離をとって

見ていた。


俺を。



さっきまで必死に目をそらしていた奴らも


興味津々に見ていた奴らも


全員同じ目で、俺を見ていた。



『何だコイツ』



そう…未知のものでも見るような目で。

確実に、恐怖を感じていた……