「あっ、でも!
神様が手を抜いたとかじゃないですからっ
天使にも得意、不得意があって…
それで、神様は一番合った天使を人間に使いにだすんですっ
だから、誤解しないでくださいねっ」
そう、あたふたしながら付け加えた。
どうして神様とやらを
そんな信じてるんだ?
信じ…られるんだ?
俺には…わかんねぇよ…
「わかったよ。
とりあえず寝るぞ。
あんたのせいで計画くずれまくったからな、
明日…今日も学校行かなくちゃならなくなったし…」
「あ…ごめんなさい…」
セイラは申し訳なさそうに俯いた。
「別にいいけど。
あんたは?
天使は、寝るものなの?」
「あ…寝ますけど、大丈夫です。
気にせず、おやすみになってください」
「ふぅん?
ま、そこらへんのものテキトーに使っていいから。
おやすみ」