まるで同じだった。


心夜と同じように音を見ると輝いて見える。


「けど足りない。輝くけど私だけの音じゃ足りなかった」


すっと四人を指差して寂しそうな顔になる。


「貴方たちと一緒に歌ってたシンの輝きになれないの」


涙を拭って先程までの冷静さを取り戻した。


さっきまでのが嘘みたいのように。


「私の話は以上。それじゃあ、もう関わらないで」


「じゃあ何であの日ライブに来たんだよッ!!!」


怒鳴るみたいな大きな声で叫ぶ。


関わりたくないと思うのなら何であの日やって来たのか。


その理由が分からない。