サヤに出会って止まっていた感情が動き出した。 一部の者しかしらない心夜の存在を知っていたのは何故か。 「…サヤって何者なのかな」 「シンの事を知っていた元ファン、とか?」 「あの頃の会場にサヤちゃん見たことないぞ」 「さすがナンパ野郎…よく見ていることで」 かつてのファンでもないとすると更に分からなくなる。 考えれば考えるほどこんがらがる。