幼なじみ…か。
「ダメな奴だけどいい奴って意味わかんないし…。まあ仲良くできるように頑張る」
琉衣にそう伝えて自転車を思いっきり漕ぐ
それからたわいのない話をしながら月見小へと向かう
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「曖夏あ!!テントの方にみんないるって。はやく行こーよっ」
月見小に着いたとたん琉衣のテンションが高くなる
「あ、うん。行こっか…。」
暑いためか曖夏はテンションが下がり始める。
「あーー。いたいたっ!!お母さん♪曖夏もきたから」
琉衣はそういってシートに上がり、ドカッと座る
曖夏はこのとき…
琉衣の後ろでトラックをみている1人の男子に目を奪われていた。
顔は別にかっこいいとは言い難い。
曖夏はその男子の雰囲気に惹かれ、目を奪われた