ピンポーン
「曖夏。琉衣ちゃんじゃないの?」
「うん。行ってくるね」
ミュールを履き、琉衣の待つ外へと向かう
ガチャ
やっぱり眩しい…
「曖夏ぁ!!急にゴメンねぇ」
ケラケラと口をあけて笑う髪が短い女の子
その容姿はとても可愛く、中学生には思えない
「大丈夫だよ」
内心すこしイラついていたが琉衣の笑顔をみると怒りたくなくなる
「さすが曖夏♪早く行こっ」
「どこの小学校でやんの?」
疑問をぶつけながら自転車に乗る
「んーっとね…
第2月見小学校。あ、そういえば、ウチの幼なじみもいるから」
ケータイをいじりながら話す
「曖夏とは初めて会うね。ダメな奴だけどいい奴だから!!」