知里の様子を伺っては哂った。 弱弱しい表情を貶した。 言いたい放題言って立ち去った。 周りの目、どれだけ酷いかなんか…気にしてなかった。 自分が1番だから、 全てが思い通りだから、 何も怖くないから、 どんなに酷い事も、どんなに傷つく言葉も、 軽々しく言えたんだ。 楽しい時は、とてつもなく短い。 気がつけば中学校の事を考え始める時期になった。