「えぇぇぇぇぇぇぇッッ!!!!!!」



思わず絶叫。



「ちょっと鈴奈、声上げすぎ!!」

「だって、え??美帆奈に、え、それって。」

「落ち着け鈴奈。」

「だって学年で初じゃない??てか誰よ。」



まさか美帆奈に先を越されると思っていなかった。


…………っていうのは嘘で。

鈴奈はネットで知り合った人と付き合ったことがあったのだ、3人も。


しかし現実で付き合っているのを見たのは初めてだったため、動揺した。



「美帆奈ちゃんの相手は…祥くんです!!」

「しょうぅぅぅぅ!!!??」

「バッ、鈴奈声でかいってばぁ。」

「だってあの祥でしょ??」

「うん。」

「しかも祥から告ったんだよねっ!?」

「うん…///」



祥(しょう)といえば短距離走で足の速さ学年1・2を争うくらいの男。

美帆奈もすごい運動神経いいから、お似合いかも。

でも顔はそんなにカッコよくは無い。


しかし問題はソコじゃない。



「祥ってあーちゃんの事好きじゃなかったの…??」

「あ、うん。」