『でもさ、蓮くんの友達ってさぁ…。』


『うん…、ハッキリ言ってねぇ…。』


智樹の事か…?


『地・味……だよねぇ。』



「……………!」


はぁ?何言ってるんだコイツら?



『なんかさぁ…、カッコいい蓮くんと釣り合わないよねぇ…。』

『分かるぅ、蓮くんと仲良いとか……利用とかしてるんじゃない?』

『あぁ〜、蓮くんと一緒にいれば地味でも…目立つもんねぇ…。』



そんな話をしながら、女達は教室から出て行った。





「……なんでお前らに俺のダチ、決められなきゃならねぇの?」


そんな、うぜぇ話をしていた女達に無償に腹が立った。

確かに、俺のダチの智樹は俺と違って、もの静かで女に囲まれるヤツではない。



でも、俺を利用しようとした事なんか一度もなかった。



むしろ、アイツはいつも………。