それは、中学の時━━━━━……




『きゃ━━━━━━!!』



俺は、この時はまだ素の自分だった。


メガネもしない、

髪も地毛のまんま。


俺は毎日のように女達に囲まれていた。



そして、告白を何十回もされし。


俺は女達から“王子”と呼ばれていた。


さすがにそのあだ名には苦笑いしか出来なかったけれど。


悪い気はしなかった。


それにこの時はまだ別に女が嫌いな訳ではなかった。



でも、俺のダチの智樹≪トモキ≫の悪口なんて言ったから。



お前らを嫌いになったんだ。