そして、頭の方もなんとなく嫌な予感がしたので手で触ってみた。
「………………。」
やらかした。
やべぇ…………これ、地毛だ。
カツラの髪はこんなに柔らかくねぇし。
俺がヤバイと思いつつ中井の方を見たら…
何でか知らねぇけど中井は勢い良く後退りをした。
…………後退り、そんなにしなくても良くねぇ?
そんくらい驚きながら後退りしている。
んだ、コイツ。
「………ん?」
そして、俺は中井のその一言で再び中井の方に目を向ける。
中井は目線を自分の手の方に移動した。
俺もその見ている物が気になって視線を辿る。
「……………!?」
そして再びビックリ。