蓮は私を嫌いになってないかもしれないの……??





一筋の涙が頬を伝う………






『…………凛』






振り替えると莉依ちゃんが涙ながらも真剣な顔をしていた





『凛は今、失いたくないもの…ある??』





失いたくないもの…???





絶対に傍にいて欲しいモノ…………






「あるよ」




私は笑顔で言った




『なら………今決着をつけて来たら??』





莉依ちゃんは背中を押した





いつもいつも莉依ちゃんに背中を押してもらっている






そんな莉依ちゃんが私にはかけがえのない存在






「………うん!!!言ってくる!!!!」







だから私は走り出せる







私は失いたくない人の元へ走り出した