シーーーーン………………






一気に静かになる教室






『か…帰ろっ!!!』



そういう慌てた声があっちこっちから聞こえてくる




隅の方では……『可哀想』とか、『あのキャラはしょうがないよ』とかムカつく声が聞こえた




きづけば教室にはもう俺と凛と大島だけ





俺はチラッと凛の方を見たら、一瞬目があった





視線を逸らしたのは俺





今はそんな気分でもねぇし、凛も関係ねぇ





「……………」



俺は無言のまま、教室を出て学校を後にした