「知らないとこじゃないよ。理恵さんとこだし、パパはともかく翔ちゃんだっていろいろバイトしてたんだから、わかってくれそうなのに。」


「洋司も反対してるのかい?」


「今は大丈夫!理恵さんが説得してくれたから。
だから反対してるのは翔ちゃんだけ。」



自然と膨らむ私の頬をおじさんが元に戻しながら言ってくれた。


「単に二人とも反対と言うよりも心配なだけだよ。なんせ二人とも愛菜ちゃんのこととなると呆れる程過保護だからね。」


「だよね!一体何が心配なんだか。私だってバイトくらい出来るのに。」


「そういうことじゃないんだけどね。」


「?じゃどういうこと??」