そーっと玄関を開けた私を待ってたのは恭子さん。


「おはよ!愛菜ちゃん。」


「あれ?!恭子さん!どうしたの?!」


「ビックリした?出発前に愛菜ちゃんに会いたくて。」


「出発?出勤じゃなくて?」


「今日から広島に三週間出張なの。
大事なオペが入っててね。
だから三日間少しゆっくり出来たのよ。」


「そうだったんだ。じゃ、少しの間会えないのかぁ。
それなら朝ご飯食べにくれば良かった。」


「帰って来たら2人でゆっくり理恵さんのところに行きましょ。」


「ホントに?!」


「えぇ、約束ね。さ、もう行くわ。
三週間ウチの男共宜しくね。」


「はぁい!いってらっしゃい!」