「愛菜、ちゃんとそこの隅も拭いとけよ〜」


「もぉ!全然掃除してなかったでしょ!」


「あぁ、だろうな。俺が赴任した時からそんな記憶ねぇもん。」


「はぁ〜、ホント最悪だよ。」


ぶつぶつ言ってる私の事はそっちのけで、沙羅は大地くんに相談中。


どうやら沙羅はこの間、大地ママのお店でしてもらったネイルに感動したらしい。

って前々から大地ママのお店の仕事に興味津々だったから、この様子だと将来の仕事として心が決まったんだろうな。


将来の仕事‥??

私って全く考えてないよね‥?

‥‥ダメじゃん!