昨日の今日でまさか呼び出しがかかるなんて・・・


美和さんは好きだけどなんだか今は会いにくいのに。


もし私が翔ちゃんから告白されたって知ったらどう思うんだろ・・・


それ以前にもう翔ちゃんに気持ちはないのかな?


パーティーでは二人とも楽しそうだったけど・・・





待ち合わせに指定されたお店はとてもおしゃれなカフェだった。


入ったと同時に片手をあげた笑顔の美和さん。


まだ待ち合わせ時間じゃないのに先に来てくれてたんだ。




「すみません、お待たせしちゃって!」



「いいのいいの。早くに仕事片付いたから。」



「お電話ありがとうございました。」



「きっと、私から誘わなきゃ、愛菜ちゃんからは連絡こなさそうだしね。」





・・・バレてる。




「それに聞きたいことあったし。」



「聞きたいこと?」



「逃走したんだって?」



「!!?」




何で知ってるの?!


あ・・・翔ちゃん・・・?




「あ、翔太から聞いたんじゃないから。


一人いるでしょ?面白がるヤツ。」



「・・・?・・・あ!大地君?」



「当たり~!」




・・・・・大地君のバカ!