ーーピンポ〜ン
「うわっ!もう翔ちゃん来ちゃった!じゃ、パパ行って来るね!」
「あぁ、気を付けてな。」
「うん!じゃ、行ってきまぁす!」
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「ごめんね、お待たせ!」
「いや、ちょっと早かったか?」
「ううん、大丈夫。」
「そのワンピース似合ってるよ。かわいい。」
へ…?
ポカンと口が開くってまさにコレだよ。
なに?!翔ちゃんがそんなこと言うなんてなんの気まぐれ?!
「なんだよ。」
「う、ううん。翔ちゃんからそんなこと言われるなんて…朝ご飯作りに行かなかったから怒ってるの?」
「はあ?失礼なヤツだな。思ったこと言っただけだ。さ、行くぞ。」
いやいや、翔ちゃんそんなキャラだっけ?
そういや、花火大会ん時からちょっとおかしいよね?
なんかへんな物でも食べたのかな?
なんて不審な目で見る私を冷笑しながら、早く来いって目で訴える翔ちゃん。
なんか府に落ちないまま翔ちゃんの横を歩く。