参ったな…なんて呟く織方さんの視線の先には


家の前で腕を組んで翔ちゃんがこっちを見ている。


いや、どう見ても睨んでる・・・



「たまに店に迎えに来てるよね。

どうやらご立腹のようだ。」



「そんなに遅くないのに。」



「いや、そういうことじゃないと思うよ」



「え?」




そんな話をしながら歩いてると

翔ちゃんが駆け寄ってきた。




「愛菜!何時だと思ってんだ?!」



「えっと、ごめんなさい。」



うわぁ…かなり待ったのかな?


怒りのオーラが見えるような…