「愛菜、俺が送って行けたら

いいんだけど…。ごめんな。」



・・・・・。

ここにもいた。過保護な人が…



「あのね、さっき理恵さんにも

言ったけどホント大丈夫だから。

それに晃さんが居なかったら

お客さん困るでしょ!」



「そうは言ってもなぁ。

洋司さんはともかく翔太君が…」



「それも大丈夫ったら!

さ、もう仕事に戻るからね。」



理恵さんも晃さんもなんで


私じゃなくて翔ちゃんの心配してんだか。


ま、夜一人で帰ったってバレたら


小言の一つや二つ…


いや、雷の一つや二つ?


…確かに厄介かもね。