「……勘?」


とは清龍。


うん、紫水はまあいいとしてさ。

本当は良くないけど、それっぽい気はしてたし、それより……。


由依と清龍!!

二人ともどれだけ勘が鋭いの!?


前にも似たようなことがあったような……?


『つまりは三人とも知ってて黙ってたと。

そして、知らなかったのは遥だけだったと』


「うん!!☆」


「そういうことになるね」


「…………」


まとめる私の言葉に、由依は元気に。

紫水は爽やかに。

清龍は静かに頷いた。


不憫だ~。

全く敬われていないリーダーが不憫だ~。



夜は更けて。


『ちょっと来て//』


そう言ってあの人の手を引き、連れ出した。