「あ!わかったことりっちってば私と空ぴょんが仲良しなのに妬いてんだ!」
「っはあ!?」
腹の奥から出るだけの不機嫌かつどす黒い声を絞れば、今度は季都々もほそぼそと笑っていて、顔に熱が集まる。
私を馬鹿にしてんのかこの女!
「っ……、勉強、再開しましょ」
「そ、そうだね!ホラあみちゃん英語危ないし!」
やっとの思いで喉から這い出た私の声を拾い上げたのは、このメンバーでいけばおよそ見当はついていたがやはり季都々だった。
まぁでも明日木明日早を連れてきたのは季都々なんだから、季都々になんとかしてもらわないとだわ。