「なんで俺なんだ」 「崎山が一番暇そうだったんだよ」 「そうか、今日の授業の予習復習が、お前には暇してそうに見えたのか」 「でも、付いて来てくれるんでしょ?」 う、と言葉に詰まる崎山ににた、と悪戯な笑みを向けて、私は階段を駆け下りた。