今度は別の子がターゲットにされていた。

実は私はこの時、心の中では安心していた。

その子とは仲良かったが、話しかけようとは思わなかった。
思えなかった。

この日は1日がいつもより短く感じられた。次の日どうなるかとか考えてもなかった。

朝起きて、何して遊ぼうかとかのん気な事を考えながら学校に着いた。

教室に入っていつも一緒にいた友達に話しかけてみたら、また私に回ってきてた。

その時クラス全員で30ちょっとぐらいの人数で男女、半々いた。にもかかわらず、また私だった。

《これからずっとこんななのかなぁ。》とか考えてたら涙が出そうになった。でも涙は見せないようにしてた。