『さっき、制服姿の可愛い子が届けにきた。
わざわざ!!!
昨日…私の部屋に忘れていったからって!』
泣いてる自分が恥ずかしかった。
「佳乃、あのさ」
『別に、私怒ってないよ?だって私たちゲームでしょ…?
慎吾…最初に言ったじゃん。本気で付き合ったら束縛とかし合って面倒だって。
ゲームだったら楽だもんね。
心配しないで…
私、こんなことで慎吾を束縛したりしないから。』
感情的に出てくる言葉は
涙とともに止まらなかった。
「佳乃…ごめん。」
ごめん?
『それは何に対してのごめん…?』
あの子の部屋に行ってたことを内緒にしてたこと?
こんな関係を始めようなんて提案したこと?
それとも
私の涙に
本気で答えられないことに対しての
ごめん?
冗談じゃないよ。
結局暇つぶしに使われてたの?
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