『なんか…不安になってきちゃった。』
「んー、でもエッチした途端にパッタリってわけじゃないでしょ?」
『まあ…そうだけど。
急にラブラブ感が減った気がしちゃったんだよね。』
「まあ、でも!
若草くんに限ってやましいことはないんじゃない?
ほんとに忙しいだけだって!」
杏の言葉に
不安な気持ちが救われる。
「別に雑誌で手繋いでただけでしょ?
実際にしてるんじゃないんだし!もっと信じてあげなよ。」
『うん…そだよね。
ありがとう、杏。』
杏は、私の大好きな笑顔で
私の心配を取り除いてくれた。
「でも私からしたら羨ましいよ〜。
あの若草くんと付き合ってんだから。」
とは言っても
ゲームだけどね。
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