「ん…?佳乃ー?
なんだよ、積極的じゃん。」


慎吾は笑いながら
鞄をテーブルの椅子に置いて

ソファーへ移動。


私はくっついたまま
ついていく。



座ると、慎吾は私の肩に手を回し

ぎゅーって体が密着した。



『バイト、お疲れさま。』



「佳乃も。」




こうして安らげる時間がずっと続けばいいな。

そう思った。




あの写真

拓也くんの意味深な言葉



気になるけど




私が慎吾の過去にふれない限り

ずっとこうしていられる気がした。





ゲームオーバーなんて
ない気がしていた。





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