「慎吾とは中学からずっと一緒で仲良くて、大学も学部も一緒だし
たぶん…佳乃ちゃんのことも俺だけに話してくれてると思う。」




そんな、唯一の貴重なお友達と同じバイト先になったなんて

すごい偶然…!




「あいつ、言ってることめちゃくちゃだったりするけど…信じてやって。
あー見えてたぶん佳乃ちゃんのこと本気だし。」



『え…どういうこと?道長くんは何か知ってるの?』


「んまあ、そのうち分かるよ。あと、拓也でいいよ。」




『…あ……うん。』



「じゃあ、お疲れ!」




拓也くんは爽やかに手を振って帰っていった。



慎吾は

私に


本気…………?




どうしてそんなことがわかるの……?




.