本格的にこのゲームを続けることになって、
1ヶ月が経った。




あれから
私と慎吾は

相変わらずお隣さんで

私が慎吾の部屋に行ってばかりの
半同棲的な毎日を送ってる。





まだ、あの写真の人のことは謎のまま。




『行ってらっしゃい。』


「ん。」


今日は休日なんだけど、慎吾はモデルのバイト。



私は慎吾の部屋でお留守番。


夏休みを目前とした今

やらなきゃならない課題やテスト勉強がたまっていた。





玄関をでる前に、
慎吾はもう一度私に振り返る。



そして

軽く

ちゅって

私に口づけた。






「行ってきますのチュー。」




そう言って出て行った、慎吾の笑顔に

そのあと何分もニヤニヤしてた。





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