今日は若草くんが
どうしても食べたいって言うから
オムライスを作った。
それにしても、本当に
若草くんの冷蔵庫って
充実してるなあ..
私のカスカスの冷蔵庫とか大違い。
そしてまたまた彼は
いつもおいしそうに食べるなあ。
｢佳乃、食わねーの？｣
ぼーっと若草くんを眺めていた私に向かって
彼は子犬のような目をした。
『あ、ううん、食べる!』
ハッとしてオムライスを一口。
｢ふふっ｣
『な………なに？』
｢佳乃、今俺に見惚れてた？｣
『なに、なにを言ってんの！
そんなことないじゃん。』
うん、私いま
おいしそうにオムライスを食べてくれる若草くんに見惚れてたよね、完全に。
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