「あいつの……慎吾のこと、全部。」




…え!?



『えっ、ちょっと全部ってなに??』




戸惑う私を落ち着かせるように
拓也くんは立ち止まった。



ちょうど目の先には
ファミレスが見えていた。





「時間、いい?」





拓也くんがたずねて、私がそれに頷くと
彼はやけに真面目な顔でファミレスへ向かった。




慎吾の

はなし…って?






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