少し歩いたとこで、拓也くんは話を続ける。
「まあ、俺が心配させるような変なこと話したのは悪かったよ。
だけど言ったろ?
それは俺の経験談であって
慎吾は大丈夫だって。」
『そうだけど…
部屋に行く仲で何もないなんて考えられないし、
もし大丈夫なら…
私とゲームじゃなくて本気の関係でもいいはずじゃない?』
「だからそれを俺じゃなくて慎吾に言えよー。」
うぅ…………そうだけど。
「あーもう!!!
俺、黙ってんの無理。」
『え!?』
「全部………話すわ。
これ以上黙ってると
慎吾と佳乃ちゃんますます関係悪くなりそうだから。」
え??
『話すって……なにを…?』
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