「ああ、うん。眠りが浅いたちでさ。どうせなら有効に使おうと思って」 堀北さんは、ゴールに身体を向けるのとほとんど同じくらいのタイミングでシュートを放った。 ボールがネットに触れて、軽い音を立てる。 きれい、だった。