神谷さんは呆れた様子でオレから由樹へと視線を移した。


「………オレ、これからバンドの練習してきます。ラチのあかない奴といても意味ないですから」
そう言って由樹はどこかへ行ってしまった。


「………ったく、じゃ、今日はダンスやるよ」


「『はいっ!!』」
神谷さんの一言でみんなスイッチが入る。