「り、里紗?///」


さすがの伊藤くんも照れたみたいで、戸惑っていた。



「あと、ちょっと‥だけ」



香水なのか分かんないけど
伊藤くんの制服からは、すごく落ち着く匂いがした。




「里紗、甘えん坊だな〜‥」




あたしの頭をポンポンと撫で
伊藤くんがあたしを引き寄せる





「里紗、あったかい」



「龍亮‥もだよ?」






恥ずかしくて恥ずかしくて
真っ赤になったのに
気付かれたくなくって
あたしはいまだに埋まったまま。