思わず目を閉じると
あたしの唇になにかが触れる。











柔らかい感触。
甘い感触。
しあわせな感触。










これって、これって‥


「ましゅ、まろ?」




柔らかくてふにふにした
マシュマロはすごくすごく
美味しくて幸せそのものだった







キス、するかと思った。







変な期待をしてるあたし。
あんなことあったのに
おかしいよ、あたし‥






「キス、するかと思った?」


伊藤くんはニヤっとした



「な///違うもん///」


明らかに動揺しちゃうあたし。