「うわあ―‥可愛いっ」


お店の中はあたしの好みの
アクセサリーがいっぱいあった




「里紗、コレ似合いそー」


伊藤くんはあたしに
ハート柄のブレスを渡した。




どきっ






なんか伊藤くんが里紗って
呼ぶの、慣れてないよ‥




すごくどきどきする。









ハート柄のブレスを見て
伊藤くんがあたしのために
選んでくれたって考えると
自分でも気持ち悪いぐらいに
ニヤニヤして、恥ずかしいから
伊藤くんに見られないように
あたしはずっと俯いてた。