「あ、里紗‥これは!!!」


明らかに焦ってる胡桃。



「斎藤、俺から話す。」


胡桃を庇う龍亮。

モヤモヤする。感情が止まらない





「何、話してたの?」



やっと出た言葉。





龍亮はあたしから視線をそらし

すごく小さい声で言った。



「里紗には‥関係ない。」






あたしにははっきり聞こえた。




そっか、あたし部外者なんだ。


お邪魔虫だったんだ‥。




「嘘つき!龍亮なんか大嫌い!!」



そう言って教室から遠ざかる。