「とりあえず、行くぞ?」


龍亮はあたしの手を引く。



咲羅さんのパンプスを履き
龍亮の家を出る。








「‥どこ行きたい?」


相変わらず手は繋いだままで
龍亮が笑顔で聞いてくる。




「ど、動物園!!!」


思い切って言ってみた。




だって、だって、だって
パンダ見てみたいし!




「笑‥‥‥じゃあ行くか!」


珍しくノリ気な龍亮くん(笑)




「あのね、パンダ見たい!」



「ははは(笑)食われんなよ?」


龍亮はあたしの手を更に
ギュッと握った。




「うん//」






あたしは、ドキドキが止まらない